1月 272016
1/26(火)19:00~ 相模台公民館にて講演会が行われました。
テーマ 「子どもの現状」~児童ホームの子どもたち~
講 師 相模原南児童ホーム 施設長 曽我幸央 氏
児童ホームの現状について語られました。
児童養護施設では、さまざまな事情により家庭での養育が困難な子ども達が生活しています。
両親がいるにもかかわらず、子どもをどう育てていいか分からず育児放棄してしまう親、暴力をふるってしまう親が増えているようで、全国の児童ホームに在籍する子どもの7割が虐待を受けた子ども。相模原南児童ホームは、8割の子が虐待を受けた子どもです。
虐待を受けた経験のある子は、お正月も家へは帰りたがりません。
昨年で2名。今年は1名しか帰宅しませんでした。
虐待を受けた子どもは、感情をコントロールできない子が多く、大事にされた経験がないので友達のことも大事にできず、傷つけてしまう。負の連鎖が起こります。
児童ホームの職員は、「あなたが大切」「いつも見守ってるよ」と、大事に大事に接しています。
児童養護施設は、18歳で退所しなければなりません。
多くの子は、家に戻らず、自立した生活を送ります。
相模原南児童ホームでは、学校へ通う支援、家事をこなす支援、親と歩み寄れる支援、そして自立する支援をしています。
と、色々なエピソードを交え、お話ししていただきました。
質問も活発に飛び交い、貴重なお話を聞く、いい機会となりました。
曽我 施設長、ありがとうございました。