相模台地区では、毎年12月に自主防災隊の活動報告を行っており、今回は青葉自治会自主防災隊が発表を行いました。
青葉自治会では、新役員になったその日からDVD等で災害時の自分の役割、自分は何をどんな手順ですべきか、を学び、更に情報伝達訓練やDIG訓練、炊出し訓練など、きめ細かな訓練を年に何度も行います。その綿密な計画と実行力に、会場の皆さんは感心を持って聞いていました。
また、迅速な情報伝達を目指すために、2017年からスマホ講座も開催。デジタルが苦手な高齢者でも防災に係わって行けるよう、根気強く丁寧な説明を重ねた結果、高齢者を含む127名がLINEグループで繋がっています。
その結果、先日(12/3)早朝に起こった山梨を震源とした地震の際には、隊長から地域の安全確認のLINEを送信後、あっという間に各班長から「班内を確認、異常なし‼」の報告があったそうです。
防災資機材として、以前購入したアルミのキャリアカーでは高齢者に組み立てが難しいことから、片手で開けるキャリアカー(150kgまで運べる)を購入。ソーラーパネルや発電機など、災害時に役立つ物品も購入していて、それらの紹介もありました。
自治会内は道幅が狭く、火災の際に消防車が通れないのでは…との住民の不安を少しでも和らげるため、小型の消防車を紹介しました。今後は更なる強化を図るため、*スタンドパイプの購入を検討しているとのこと。
「*スタンドパイプとは、道路上にある消火栓や排水栓にホースを繋ぎ消火するもの。軽量で操作も簡単なため、地域住民が活用できる消火資機材の一つ。」
AED(自動体外式除細動器:心停止の際に使う機器)を使った訓練では、「おじいちゃん、おばあちゃんが倒れた時に、私が助ける!」と多くの子どもたちが真剣に使い方を教わっていました。
青葉自主防災隊の発表の後、各自治会長から発電機や自治会内の無線機について等、多くの質問がありました。
今回の発表でたくさんの事例を聞き、多くの気づきがありました。今後、相模台地区の防災意識が高まることと実感しました。